配車500万回の裏側で。ローカル駅の乗り場を守る「ぼっち個人タクシー」の抵抗
こんにちは。都内の喧騒を離れ、特定のローカル駅の乗り場をこよなく愛する「たくのり管理人」です。
2026年が始まりましたが、タクシーのアプリ配車はもはや「爆増」を超えて「爆発」しています。
東京交通新聞に各社の配車回数統計が一覧で出ていて、その数字に目が釘付けになりました。

12月の配車数は驚異の529万回!…でも私は「駅の乗り場」で待つ
新聞の最新データによると、2025年12月の東京都区内における無線配車回数は、ついに529万2,369回を記録したそうです。前年比で18.2%増、コロナ前の2019年と比較するとなんと1.5倍にまで膨れ上がっています。
無論全てがアプリ配車ではなく、従来の無線配車やそれらを介さないダイレクトにドライバーを呼ぶ野良の迎車もあるでしょう。しかし利便性の高いGO,S.RIDE,DiDi,Uber,などのアプリによる配車が大半を占める時代になったのは間違いないでしょう。
街中がアプリ経由の「迎車」で埋め尽くされ、どの車もタブレット画面に従って右往左往している……。そんな500万回超えの狂乱を横目に、私は今日もいつもの**「ローカル駅のタクシー乗り場」**に静かに車をつけています。
もちろん、私の月間配車回数は、安定の**「0回」**です。
法人1台「404回」vs 個人「22回」。数字に表れない「付け待ち」の価値
今回の統計で注目すべきは、1台あたりの平均配車回数です。
日本交通(法人最大手): 404回
東個協(個人最大手): 22回
法人ドライバーさんが1日に何度もアプリに呼ばれて走り回る一方で、個人タクシー(東個協)は月平均で22回ほどしか呼ばれていません。この数字の差こそが、実は「個タクの生態」を表していると思うのです。
配車アプリGOは日本交通グループのアプリなので、日本交通の配車回数がずば抜けて多いのは納得のいくところです。
自社グループのタクシーを優先的に配車している疑惑は常にあるものの、安定の接客によって選ばれていると考えるのが妥当ですし、新人や道の分からないエリアだとしても配車依頼は絶対に受けろとのお達しがあるという体育会系気質な話も聞きます。
一方で個人タクシーが極端に少ないのは良くも悪くものんびりマイペースが多いから。
私のようなアプリ未導入の「ぼっち個タク」も平均配車回数を下げている張本人。勝負の場はスマホの画面ではなく、「駅の乗り場」にあります。
タクシー乗り場は廃れる
これだけ配車アプリが普及しても、機能している駅の乗り場には「タクシーを待っているお客様」がいます。
アプリで呼べば迎車料金や手配料がかかりますが、乗り場から乗ればそんなコストは一切なし。何より、スマホを操作する手間もなく、改札を抜けたらそこにタクシーが停まっている。この**「究極のアナログな安心感」**こそ、私が維持したい価値です。
タクシー乗り場をリサーチしていると、驚くほど簡単に廃れていくというのを目の当たりにします。
タクシーを待っていても全然来ないと判断されると、当然乗り場で待つお客様はいなくなり、お客様がいなくなるとタクシーも来なくなります。
一度悪循環に陥った乗り場が再生する事はまずありません。
法人車両がアプリで呼ばれて次々と駅を去っていく中、私はじっと乗り場で待ちます。
だからこそ当たり外れが激しいと言われる個人タクシーにおいて、安定した接客、なんなら誰にも負けない大当たりだと思ってくれるような対応が大前提となります。
(こんなのは最低限の接客マナーだと思いますが⋯)
まとめ:500万分の0。だけど目の前の「1」でありたい
無線配車の回数が500万回を超えようが、1,000万回になろうが、私は慌てません。
いずれ来る自動運転タクシーも基本はアプリ配車が前提となるでしょう。
街全体が乗り場になっていく利便性の高い時代だからこそ、ローカル駅の乗り場でじっと構えるタクシーには、これまで以上の存在意義があるはず。
迎車実績は「0」でも、アプリの地図には載らない「秘密の1台」として、タクシー乗り場でお待ちしています。





ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません