喫茶店を畳んだお客さんが言い放った経営における反省とは
日中、いつも待機する駅で話し好きなお婆ちゃんのお客さんにご乗車頂きました。
喫茶店を経営していたと言うお婆ちゃん。
「私は経営が下手だったのよ。だからお店畳んだの」
と言う。
聞けば毎年赤字がかさんでいたらしく、やめ時を探る日々だったとの事。
「エアコンの設定温度が高すぎたのね」
経営悪化の理由をこのように語った。
「私ね、合唱団の指揮をやっているんだけど、お店がコーラス仲間の溜まり場になっちゃったのね。そしたらコーヒー一杯で何時間もずっと話し込むのよ。長い時は半日よ」
確かにこれはキツイ。
なまじ知り合いだと無下にも出来ないし、ついつい「ゆっくりしてってー」なんて言っちゃうんでしょう。
「でもね、後で知ったんだけど、居心地が良すぎると喫茶店はうまくいかないらしいのね。店内の温度も快適に保たずに少し寒いくらいにすれば良かったみたいなの」
正直本当の要因はそこではないような気もしたけど、一理ある。
お店の経営は時代に合わせて変化させつつ、エアコンの設定温度はお客さんに合わせずに手を加えることが必要なのかも知れません。
ちなみにタクシーでも、目的地が近づいている状態でお客さんが寝そうな時はエアコン温度を下げる人がいます。
お酒が入って寝てしまうと何しても起きない人がいるから。
経営とはまた別の話ですが、エアコンの設定温度でこちらの真意を伝えるという方法は意外とあるあるなのかも知れません。
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